[3]まず、大人が道徳を
昨今、日本中で大きな社会問題となっている未成年の凶悪犯罪、
虐め問題や登校拒否児童、引きこもり青年の増加etc・・・。
これらは刑法や教育基本法等の小手先だけの法律改正や、
教育カリキュラムの見直しだけでは決して解決しません。
これらの因はすべて日本人全体の道徳心の欠如にあるのではないかというのが、
私の考えです。
アメリカの占領政策による押し付けもあったでしょうが、
我々の世代の日本人はあの敗戦によって宗教を捨てると同時に、
日本人が先祖より受け継いできた、日本人としての拠り所である道徳をも捨ててしまいました。
その結果、経済的成長を旗印に『世界に追いつけ追い越せ』と経済大国に発展し、
私たちの子供の時分から比べれば、確かに欲しいものは概ね何でも手に入るし、
生活全般も著しく豊かになりました。
しかし、その見返りとして『失ったものも大きかった』のは、
誰もが否定できない事実だと思います。
日本丸の舵を取るべき政治家や官公庁の役人の不正、腐敗。
それを取り締まるべき警察による相次ぐ不祥事の発覚。
自分の企業さえ良ければという恥知らずの企業犯罪。
返済能力や担保価値を充分審査せず、預金者の大切なお金を貸し出し、
多額の不良債権を抱え込んで日本経済を破綻寸前にまで追い込んだ挙句に、
国民の貴重な税金で後始末をして貰い、
その責任をも取ろうとしない銀行をはじめとする金融機関・・・。
これは日本人全体の道徳心がマヒしているから起こったことではないでしょうか?
今こそ世界の中の日本として『世界に通じる新しい日本の道徳』を育て上げ、
次代を背負う子供たちに伝えていかなければならない時ではないでしょうか?
現在子育てに奮戦中の親御さんはもちろん、将来子供を持つ可能性のある夫婦も、
あるいは子供に恵まれなかったという人も、日本中の男性も女性も皆が、
『私たちが次代の日本を背負う人間を育て上げるのだ』
という意識と誇りを持って、
自分の子供だけではなく、他人の子供でも
『善い事は善いと誉め、悪いことは悪いと叱り』、
恥ずかしながら我々世代が捨て、失い、忘れてしまった道徳心を、
次代の子供たちに植え付け、
『道徳心に満ちた、世界に通用する次代の日本人』を育てていって貰わなければならないのです。
これは簡単そうで難しいことです。
子供は口先で言っただけでは聞きません。
まず大人が道徳を踏まえた、子供の見本になるような言動をしなければならないのですから・・・。
そのためには、まず大人が道徳を学び、考える必要があると思います。
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