タイで三日坊主!
ビザ取得へ緊張のラオスへの旅(後編)!
12月22日3時40分に起きる。
スッキリぐっすり眠れ、トイレにも起きず下痢も止まり体が楽になっていた。
正露丸で効かないものがネイトさんがくれた薬は一回で効いた。
タイの薬は強すぎるのだと思う。
日本だったら厚生省の認可が下りないはずだ。
風邪ひいて38℃に熱が出て食欲も無い時に医者に行ってもらった薬で
二時間ほど寝ていただけで元気に回復したこともあった。
タイの薬は効く。しかし連続使用しないほうがいい。
副作用が強いはずである。
朝の読経の後はネイトさんの湯沸しポットで
三人でコーヒーを飲んだ。
朝一のコーヒーは美味しかった。
ホットコーヒーは、"ホッと"心安らぐものであった。
コーヒーが好きな人の気持ちがわかる気がした。
コーヒーと言ってもタイ人が言う"コーヒー"ではない。
私はどちらの"コーヒー"も好きである。
藤川さんも俗人時代は大好きだったはずである。
ビンタバーツはネイトさんに"ビッグミニ"で撮影してもらった。
寺に戻るとネイトさんに
お湯を沸かしてもらって朝食はお茶漬タイプのお粥にした。
本当に永谷園の梅干茶漬けが欲しかった。
普段は日本食など欲しくはないが、
このお腹の不調の時はお茶漬が懐かしかった。
食欲もほぼ戻りつつあり美味しく食べられた。
排便もようやく順調に戻りつつあった。
もう少しだと思った。
元々の下痢の原因はビエンチャンのチェンウェー寺で飲んだ
封の切ったポラリスからだった。
藤川さんは生水は勿論、
「封の切った誰が飲んだかわからん水は手を付けたらいかん」と言っていたが、
食事の場に朝から置いてあった
自分の水だったが昼食に飲んでしまったのだった。
私はお茶なり飲み物がないと食事出来ないタイプなので、
この時は我慢して大丈夫と思って飲んでしまったのだった。
気を付けよう。
午後にはネイトさんと街に出た。
このノンカイでお世話になっていたことのあるおばさんの所らしい。
結構遠い所と言っていたがサムローで行くにも本当に遠い。
検問所のある所で国道のバンコクに繋がる道だった。
屋外レストランと絹織物のある店でおばさんはお金持ちで上品な人。
私は話すことはほとんどなかったが、
ネイトさんは一時間近く話していた。
得度式が明後日ということも伝えたようだ。
おばさんは出掛ける所があって寺に来て頂けるかは難しいようだった。
その後ネイトさんと市場に向かい、近くの寺にも行った。
四年前に来たことある寺らしい。
人の気配のない静かな寺だった。
市場ではネイトさんにファンタナムデーンをタンブンされて飲み、
ビニール袋に入れられた氷入りの赤いファンタは美味しく飲めた。
お腹の具合はほぼ戻っていた。
体力失った分、疲れるのは早かった。
すぐ座りたくなる。
それでも買い物した後、歩いて帰って来た。
藤川さんはネーンの学校見学したいとプラマート和尚にお願いして
一緒に学校へ向かっていたようだった。
昨日から部屋でミロを飲み始めたから
部屋に蟻がたくさん這っていた。
これは気持ち悪い。
ネイトさんと二人で雑巾掛けの掃除した。
ミロに入れているコンデンスミルクのせいだった。
甘い物置いてあれば蟻はどんどん来る。
後に帰って来た藤川さんは単純明快な解決策を教えてくれた。
水を少し張ったお皿の中央に缶のコンデンスミルクを置く。
蟻は泳げないからお皿からミルク缶まで辿り着けない。
なるほど頭良い藤川さん。
悪知恵だけではなかった。
夕方の読経の前、
藤川さんはプラマート和尚に
「明日は剃髪しますから」とネイトさんの剃髪を確認した。
バリカンでなくカミソリでやること。
夕方に河沿いの船着き場か土手の上でやること。
これは撮影に際しての演出である。
なかなかの名監督の藤川さんである。
地上げ屋でなくても稼げた人であろう。
この船着場だが、土手の下の方に小さな船が乗り降り出来る
木造の船着場がある。
ネイトさんが言うにはワットミーチャイターの"ター"は
船着場を意味するらしい。
藤川さんは今日の学校の見学した感想も言ってくれた。
「ラオスのほうが整備されとらん分、真剣に学んどるなあ。
タイのほうは整備されとる分、不真面目に雑談しとる奴も多い。
恵まれとるとやっぱり乱れて行くんかなあ」と語られた。
今日も座禅を三十分やらされたが今日は調子良く集中出来た。

↑左:ミーチャイター寺の船着場
右:川岸の土手で川を眺める本堂のおじさん比丘たち(還俗後の写真)
↑寺の川岸の土手から見る河の風景。
右の写真、遠くの橋は国境の橋

↑左:メコン川をバックに。この土手、崩れてくれないかなぁ
右:誰か押していいですよ。
※チーオン(衣)の着方ならこのサイト。
おなじみ、日本納骨堂の中原さんのサイトに
クルクル着付け教室があるので、それを参考にやって見ましょう!
<バックナンバー>
>第1回・藤川さんとの出逢い
>第2回・得度の決意
>第3回・修行に向けての準備
>第4回・人生最後の式典・得度式
>第5回・苦痛の日々
>第7回・慣れた頃
>第8回・ビザ取得へ緊張のラオスへの旅(前編)