囲む人々「一話一言」

ユージ「DEEP ROOTS」

Deep Roots 第6回
はじめに

アメリカン・インディアンやアボリジニーなどの民族が守って来た
シンプルで深い自然に立ち向かう知恵と大地への尽きない感謝の心が
世界的に見直されている。
そこにあるのは人類がこの地球に誕生した時に感じた原初の感情。
形の無い世界の遺産だと言えると思う。
そしてその遺産は彼らに求めなくても本当は自分達が住んでいる場所に
かつて息づいていたこと、今もただ思い出してもらうために
地球上の各地に息を潜めていることも確かに言えると思う。

日本で生まれ育ち、そして土に帰っていった幾代もの祖先が大事にし残していったもの。
文字にはせずに、僕等子孫に伝えようとしたメッセージは確かにあります。
太陽を神と仰ぎ、
月のリズムに暮らし、
海森を母と思い、
聖なる木石を祭りながら、
火風水を友として生活した。
その生き生きとした残像も残っています。
神道と仏教の深層に今でも隆々と流れ続ける太古の日本人の気持ちを
みんなが個々に思い出し、
世界中で輝きだした魂達と交流していく時代がやっと来たような気がします。

それでは、僕の旅の話を少し聞いてください。
そして皆さんの旅の話を聞かせてください。





Deep Roots-道

去年の旅は、淡路島のイザナギ神宮でみた「陽の道しるべ」というモニュメントが大きな影響を与えてくれました。 

陽の道しるべには、イザナギ神宮の丁度真東に伊勢神宮内宮があり、
その中間点に古都飛鳥京が作られていることが示されていました。
スペイン巡礼道もレイライン(太陽の道)に沿っているとも、
天の河の流れに沿っているとも言われていました。

さらにイザナギ神宮からみて、
太陽の運行の極致にあたる方位
(夏至、冬至、春秋仲の日の出・日没)には、イザナギに縁の深い神々の鎮座する神社が存在すると、ありました。 

古代、最先端の文明には、太陽や星の動きを元にした科学が、
アニミズム的な信仰と共に確かに根付いていたんだと思います。

自然崇拝だけでなく、科学だけでもない、バランス。

それにしても、想像を遥かに超えた、
日本という壮大な仕組みの一端を見た思いがしました。

去年の日本の旅はここから始まりました。  

  方位 神社 神々 象徴する自然
1 夏至の日出 諏訪大社 タケミナカタ 諏訪湖
2 夏至の日没 出雲大社、日御碕神社 大国主、天照、スサノオ 宍道湖、稲佐の浜
3 冬至の日出 熊野那智大社 イザナミ 那智の大滝
4 冬至の日没 高千穂神社、天岩戸神社 天照、ニニギ 高千穂峡

 

 

 

 

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>>第1回 「Deep Roots 火」


>>第2回 「Deep Roots 鬼」


>>第3回 「Deep Roots 祭」


>>第4回 「Deep Roots 蛇」

>>第5回 「Deep Roots 米」