新連載はナゾのペンネーム「センレック赤血球」がかく、
大きなタイトルで些細なことを描きます。
今回はちょっとした出会いにやけに興奮!?
「第二十三号:失恋2 やっぱり失恋。。。」
以前「十五号」で話した「えび点心ちゃん」再登場だ! その後「えび点心ちゃん」の、イスラム教方式の賑やかな結婚式に呼ばれ、 ムスリムのスペアリブのスープが美味しかったことと、 他人の花嫁が一番美しく見えるという事実を確認し、 歯がゆい思いで式を後にしたのだが。 その後、人妻となった「えび点心ちゃん」は、 相変わらずオフィスに勤務継続、幸運にもセンレックの行動範囲内に留まったものの、 「人妻に手を出したらヤケドするぜ。」という雰囲気で、 もはやプリプリの「えび点心ちゃん」ではなく、 「えびチリさん」になった感があるのだが。。。 さて、そんな彼女の勤務するオフィスが長期ホリデーに入ると、 センレックとの接点が無くなるワケなんですけど、 前回同様、その「人妻えびチリさん」が「センレックのことミスしてるわよ!」っと やっぱり人々は噂する。 それを聞いた、神風特攻隊長のセンレックは、 懲りずにテキストで「miss you!」と人妻のケータイに送るのだが、 もちろん噂どおり「miss you too!」と 「えびチリさん」から、勢いよく熱いメッセージが返ってくる。 しかも一刻も早く会いたいような内容のテキストが連続して入ってくるので、 「じゃ今夜早速会おうじゃないか。」と紳士的に対応。即座に合意。 そして胸をときめかせて「えびチリさん」と再会。 うーん、やっぱりかわいい。オフィス帰りとみて、 服装もキッチリとしていて凛とし、 イスラム教徒特有の清楚感がセンレックの胸を打つ。 さて、どんな会話で盛り上がるのかしら? 食事に誘われちゃったらどこに行こうか? などと考えていると、「人妻えびチリさん」はおもむろにカバンから書類を数枚取り出し。。。 「来期の契約更新のサインをここと、ここと、ここに、お願いね。」と来た。 「あ、はい。ここですね。。。いやー、それにしても久しぶりだねー。」 「そうね、久しぶりね。あ、それとここにもサイン、忘れないでね。」 「あ、はい。」 「それとこれは、インシュアランスの合意書ね。サインをここに。」 「あ、はい。。。でさでさ、ホリデー中は何してたの?」 「別に変わったことはないわ。さ、次は、ワークパミットのことだけれど、 今週中にパスポートをオフィスに持ってきてちょうだい」 「あ、はい。。。そ、そんなことより、元気だった?」 「うん、元気だわ、あ、それと、チェックを転送するために、 本人の確認サインが要るんだけれど、そうここ。そう、そこにサインを2つ。」 「あ、はい、ここですね。。。で?で?これからお茶でもする?」 「ありがと。私は帰らないとダメだから、これで、さようなら。」 「あ、、、そうなの?さ、さようなら。。。」 ホームランを打たれ、引退を決意してマウンドに沈むピッチャーの如く、 深くうなだれた夜だ。 バンコクはもう既に雨季が始まっている。 こんな夜はカッコつけて「ジョン・コルトレーン」だ。
<バックナンバー>
第一号 接触事故
第二号 黄金魂(ゴールデン・ファンク)
第三号 プラチナム・プライドの葛藤
第四号 プールサイドの憂鬱
号外!!!
第五号 幾何学の虜
第六号 焼肉思索
第七号 検査結果
第八号 お掃除♪
第九号 足首骨折男
第十号 決壊と漏電の夜
第十一号 広い世界
第十二号 ベトナムの深さ
第十三号 刺身定食の高いほう
第十四号 モッツァレラ・チーズの後味
第十五号 失恋、そして旅立ち
第十六号 混血の興奮
第十七号 生態観察ゴリラ編
第十八号 求む!釈迦のメルアド
第十九号 恐竜よりも怖いもの
第二十号 カイジャオ十二指腸
第二十一号 タクシー選び
第二十二号:前立腺肥大と脱腸