新連載はナゾのペンネーム「センレック赤血球」がかく、
大きなタイトルで些細なことを描きます。
今回はちょっとした出会いにやけに興奮!?
「第三十三号: 全治2ヶ月氏、まだまだ完治の見込み無し。」
和尚との関係で、ホクロの配置が魅力的で清涼感のある女性と話す機会があった。 その女性が感ずるには、このセンレック赤血球のコラムはクドイそうだ。 このコーナーを楽しんでいるそこのキミ、キミも全くもって爽快では無い。 キミたち深く反省したまえ。 さて、昔に登場した「全治2ヶ月」氏。当時「全治2ヶ月」だと思ったが、 まだ「壊れて」いて完治しておらず、 やはり今回も「全治2ヶ月」という同じ名前での再登場だ。 先日彼の退社を祝う飲み会がにぎにぎしく開かれた。 当然のことながら、「壊れて」いる人物コネクションで仕事を采配するキャリアなので、 集まる人物も、トンでもない。 ここに爆弾の雷管がカチリと着弾しても日本の株価、経済情勢に 何ら1銭の影響も与えないであろう、 選りすぐりの「壊れ」た猛者どもが集結した。 ハエ獲り紙の工場長で、口調がそこはかとなく穏やかな人物。 元、某破天荒スポーツ新聞出身でインポの人物。 通風なのに、関節を揉みながらガバガバとビールを飲みつづける人物。 陰毛を抜いて蟻にするカメラマン氏。 加工肉製品を販売するレスラー顔の人物。 カブト虫をタイで捕獲して日本に密輸する女性。 通風の夫を持つ若妻。 タイ人の彼を持つ女性。 ただひたすらに食べつづける大阪女性。 「スィット」(座る)を「シット」(糞)と発音する人物。 そして「全治2ヶ月」と「センレック赤血球」の集合だ。 よくもまぁ、全て日本人で全てが変態という集合がここバンコクで実現したものだ。 と「全治2ヶ月」の人脈のデタラメさに感動したのだった。 どうだ、頭痛がするだろう。 しかも料理もまた、いい加減なモノを出しやがる。 「いい加減」というのは「悪い」という意味ではない。 「いい」「加減」だということだ。 そのいい加減さが「新宿っぽくてリアル」だと言えば ニュアンスが解かっていただけるに違いない。 「あ、そこの料理取って、おいしい?」 「普通」 という冷めた会話がとても似合う居酒屋だ。 折りよくその座敷にゴキブリが出現した。 やはり、何か特別な磁波を感じたのだろう。 汚ねぇ座布団を振り回すインポ、そして気にせずに酒を飲むカブト虫密輸女。。。 見事なゴキブリの命がけの演出に感激し言葉を失った。 ジンと感動で揺さぶられた脳にビールが染み込み、ふすまの上に残る緑色のゴキブリ の残像をハエ獲り紙の工場長の額のあたりに重ねつつ、センレックはその夜、飲んだ。 詳しくは語らない。 この夜の出来事はこの世に無かったこととした方がよいだろう。
<バックナンバー>
第一号 接触事故
第二号 黄金魂(ゴールデン・ファンク)
第三号 プラチナム・プライドの葛藤
第四号 プールサイドの憂鬱
号外!!!
第五号 幾何学の虜
第六号 焼肉思索
第七号 検査結果
第八号 お掃除♪
第九号 足首骨折男
第十号 決壊と漏電の夜
第十一号 広い世界
第十二号 ベトナムの深さ
第十三号 刺身定食の高いほう
第十四号 モッツァレラ・チーズの後味
第十五号 失恋、そして旅立ち
第十六号 混血の興奮
第十七号 生態観察ゴリラ編
第十八号 求む!釈迦のメルアド
第十九号 恐竜よりも怖いもの
第二十号 カイジャオ十二指腸
第二十一号 タクシー選び
第二十二号:前立腺肥大と脱腸
第二十三号:失恋2 やっぱり失恋。。。
第二十四号:韓国式!ボードゲーム三昧の週末
第二十五号:おひねり
第二十六号:中華製知的老人
第二十七号:中国本土決戦
第二十八号:上海で死刑
第二十九号:打ち首獄門的勝利
第三十号:義足を枕に
第三十一号:モルヒネ過剰摂取ポンタリンとドーパミン過剰放出アリナミンの夜
第三十二号:放し飼い禁止和尚