センレック赤血球の宇宙旅行 〜地球編〜

 

新連載はナゾのペンネーム「センレック赤血球」がかく、
大きなタイトルで些細なことを描きます。


「第三十七号: 白桃ちゃんと8番ラーメン」

 

タイで商品を買う。
その商品現物に「3年保障」といった、剥れたら無効の「保障証明ステッカー」が貼ってある。
しかし、そのステッカーの粘着力が3年もたない。。。
こういったバカさ加減がイヤになって多くの外国人がタイを後にする。
センレックは、なかばガマン比べの様相を呈してきた感があるが、
まだまだ、そういうバカさ加減と戦う体力は残っている。
もうしばらくのバンコク滞在だ。

さて、先日、「8番ラーメン」というラーメン屋に入った。
センレックが入るくらいだから、ダメなラーメン屋に決まっている。
どのくらいダメかというと、「学食のソフト麺」くらいダメなのだ。
こんなラーメンで納得するのは、脳回路のおかしい日本人か、何も知らない異星人だけだ。
センレックは後者に属する。
そして脳回路のおかしい日本人、磯ぜせり氏と、その席に座る。
しばらくして、混雑時により、隣に2人組みの少女ちゃんが相席ということで座った。

不摂生な生活により、もはや隠せないくらいのオッサン臭を放つ我々の横に、
新陳代謝のかたまり、みたいな新鮮豊潤な細胞に敷き詰められた表皮を持つ少女ちゃんたちが座った。
このギャップたるや、「白桃」と「ほっけ」くらい違う。
ほっけも、ええやないか、と人は言うかもしれない。
しかし、センレックは、白桃のベッドで、むずむず、もぞもぞと、ウブ毛すりすりと戯れたい。

さて、話は戻る。

白桃が隣に陳列されたお陰で、
磯ぜせり氏の、日に焼けて代謝の追いつかない疲労困憊した皮膚感を再確認したセンレックは不機嫌になり、
センレックの毛穴のうるさいヒゲ面を再確認した磯ぜせり氏も不機嫌に落ち込んだ。
しかし、その枯れた落ち込みをカバーするほどの潤いで、
キャピキャピと潤沢甘味な浸透圧をこちらに押してくる白桃ちゃんたち。
その潤いの海に圧倒される乾いたほっけ・オヤジたち。。。
うう、もうガマンできない。
オアシスに殺到する餓えた生物のように、
磯ぜせり氏が、光に白く映えるウブ毛に覆われた白桃めがけて口火を切った!

流石、磯ぜせり氏。まだ何も知らない幼い少女を手篭めにすることに関してはエキスパートの彼。
流暢に少女ちゃんたちの心を開放させてゆく。
しかし、このペテンは良識のある23歳から35歳あたりには通用しない。
「ぼくはカメラマンだ」という詐欺に引っかかり、無垢な少女たちの心の扉が、嗚呼、開かれてゆく。。。
「よかったら、来週、わたしたちの高校でフェスティバルがあるから、遊びに来て♪」と白桃ちゃんたち。。。
我々は遂に、沖縄を陥落させたマッカーサーのような不敵な笑みを浮かべつつ電話番号を聞いたのだった。




一眼カメラの本格技に惚れ惚れしつつも、大きな本格レンズに照れる白桃ちゃん。
しかしコレはオートモードに設定されたデジカメだ。 写真提供(磯ぜせり氏)



<バックナンバー>
第一号 接触事故 


第二号 黄金魂(ゴールデン・ファンク)

第三号 プラチナム・プライドの葛藤

第四号 プールサイドの憂鬱

号外!!!


第五号 幾何学の虜

第六号 焼肉思索

第七号 検査結果

第八号 お掃除♪

第九号 足首骨折男

第十号 決壊と漏電の夜

第十一号 広い世界

第十二号 ベトナムの深さ

第十三号 刺身定食の高いほう

第十四号 モッツァレラ・チーズの後味

第十五号 失恋、そして旅立ち

第十六号 混血の興奮

第十七号 生態観察ゴリラ編

第十八号 求む!釈迦のメルアド

第十九号 恐竜よりも怖いもの

第二十号 カイジャオ十二指腸

第二十一号 タクシー選び

第二十二号:前立腺肥大と脱腸

第二十三号:失恋2 やっぱり失恋。。。

第二十四号:韓国式!ボードゲーム三昧の週末

第二十五号:おひねり

第二十六号:中華製知的老人

第二十七号:中国本土決戦

第二十八号:上海で死刑

第二十九号:打ち首獄門的勝利

第三十号:義足を枕に

第三十一号:モルヒネ過剰摂取ポンタリンとドーパミン過剰放出アリナミンの夜

第三十二号:放し飼い禁止和尚

第三十三号:全治2ヶ月氏、まだまだ完治の見込み無し


第三十四号: お花畑で授業♪


第三十五号: 冷蔵庫