センレック赤血球の宇宙旅行 〜地球編〜

 

新連載はナゾのペンネーム「センレック赤血球」がかく、
大きなタイトルで些細なことを描きます。


「第三十八号: 失恋3 やはり撃沈。」

 

磯ぜせり氏自らシャシャリ出て「写真付き」を提案しておきながら、
最近の反応が鈍いので、放っておく。
コンスタントにダルく、ユルく、
どうでもいいネタを皆に開陳するという重大な任務は
やはり、このセンレックしか無理なようだ。


さて、恒例になってきました、ビザ、ワークパーミット更新のシーズンです。
地球上に存在する全ての「外国人」は、そのステイ先の政府に、
めんどくさーい手続きをしなくてはならないのだ。
もちろん更新のめんどうを見てくれるエンジェルちゃんは、
みなさんご存知の「えび点心ちゃん」だ。
出会った時には27歳だったえび点心ちゃんも、今は29歳。
エッチ・サイトでいうと、熟女のカテゴリーに入るのだが、そこは、流石、タイ人。
プリンプリンの肌つやとハッキリと整った顔が、蒸したてのえび点心を想わせる。


突如、えび点心ちゃんからテキストが入った。
「今すぐに会いたいワ。」
すげぇ直球じゃねぇか、と感動しつつ
「よし、夜景が綺麗で、いい音楽といいワインのあるところで会おうか。」
「イヤ!バスから降りたその場所ですぐに会いたい。」
すげぇ直球じゃねぇか、と感動しつつ
「よし、体ひとつでお前のことを受け止めてやる」
といった具合のメッセージを送った。

出会いは、もちろん当日夕刻の即アポだ。

点「ひさしぶりね。」
セ「いつも会ってるじゃないか。」
点「いつもはみんながオフィスに居るから、こういう会いかたは、久しぶりだわ。」

という会話を夢想しつつ、点心ちゃん、向こうから接近!抱擁希望!しかし!

点「アナタのビザもう切れてると思うんだけど。」
セ「え?なにそれ?」(抱擁準備、中断!)
点「だから、アナタのビザ、昨日で切れてるのよ。明日すぐにでも更新しないと」
セ「。。。汗。。。」(抱擁計画、中止!)

と、ここまでは、毎年似たようなパターンだ。

翌朝、イミグレーション・オフィスで早速手続き開始。

やはり、遅れて手続きしただけあって、過去最高の待ち時間だ。
この待ち時間を有効に使わなくては、男の名が廃る!
果敢に会話を盛り上げ、甘い内容へと強引に突っ込んでいく。

セ「ねぇねぇ、いままで、海外旅行したことある?」
点「まだ、無いわ。」
セ「え?無いの?どうして?」
点「だって、海外ってとてもお金がかかるでしょ。」
セ「そうか、でも、ボクがエアチケット出してあげるとすれば、どこに行きたい??」
点「そうねー、特に無いわ。」
セ「うそ!どこかあるでしょ?ビーチでアナタとゆっくりしたいわ、とか。」
点「。。。」
セ「バルセロナで穏やかな午後をアナタとワインで、とか。」
点「。。。」
セ「パリで、ステキな朝をアナタとクロワッサンで、とか。」

点「。。。そうねー、あえて言うならぁ。。。メッカかしら。」

セ「。。。サ、サウジか。。。」

そ、そうだった、、、彼女はイスラム教徒だ。。。
メッカとは。。。壁は厚い。。。
2年以上にも及ぶ、陥落作戦にもビクともしない様子だ。。。

こんな夜は「マイルス・デイビス」の「枯葉」だ。



<バックナンバー>
第一号 接触事故 


第二号 黄金魂(ゴールデン・ファンク)

第三号 プラチナム・プライドの葛藤

第四号 プールサイドの憂鬱

号外!!!


第五号 幾何学の虜

第六号 焼肉思索

第七号 検査結果

第八号 お掃除♪

第九号 足首骨折男

第十号 決壊と漏電の夜

第十一号 広い世界

第十二号 ベトナムの深さ

第十三号 刺身定食の高いほう

第十四号 モッツァレラ・チーズの後味

第十五号 失恋、そして旅立ち

第十六号 混血の興奮

第十七号 生態観察ゴリラ編

第十八号 求む!釈迦のメルアド

第十九号 恐竜よりも怖いもの

第二十号 カイジャオ十二指腸

第二十一号 タクシー選び

第二十二号:前立腺肥大と脱腸

第二十三号:失恋2 やっぱり失恋。。。

第二十四号:韓国式!ボードゲーム三昧の週末

第二十五号:おひねり

第二十六号:中華製知的老人

第二十七号:中国本土決戦

第二十八号:上海で死刑

第二十九号:打ち首獄門的勝利

第三十号:義足を枕に

第三十一号:モルヒネ過剰摂取ポンタリンとドーパミン過剰放出アリナミンの夜

第三十二号:放し飼い禁止和尚

第三十三号:全治2ヶ月氏、まだまだ完治の見込み無し

第三十四号: お花畑で授業♪

第三十五号: 冷蔵庫

第三十六号: ネタ探し、宇宙の旅 VOL.1

第三十七号: 白桃ちゃんと8番ラーメン