新連載はナゾのペンネーム「センレック赤血球」がかく、
大きなタイトルで些細なことを描きます。
「第五十二号: 平壌レストランは竜宮城♪」
先日、「最近、うち死んでるねん」嬢と焼酎を飲んだ。 その際、「披露宴はどこがええかなぁ。」と呟いていた。 ちなみに、今、ヤツに彼氏はいない。 怖いだろう。これは一種の怪談話だ。 さて、そんな「最近、うち死んでるねん」嬢が、 「センレック!もっとガンガン行かなアカンで!」と励ましてくれた。 これは良い話だ。 というわけで、行きます。 ここバンコクには、4種類の人間しか居ない。 1: このセンレックのコラムで馴染みの連中のように、 無職、現地採用、フリーランス、アルバイト、インチキ自営、 観光、昼寝、通りすがり、坊主、ボランティア、趣味の延長、 と脱線肩書きを連ねるドロップアウト系外国人集団。 2: それに対して、自国の会社職場から送り込まれた、 「駐在員」という、これもまた、とんでもない外国人詐欺集団。 3: そして、タイ人。 4: 最後に、「私は上のどれにも当てはまらないわ」と、うわごとを言う盲目のバカ。 以上、この4種類だ。 つまりどうあれ、 ここバンコクに存在する人間全員!ハッキリ言って壊れている!のだ。 ちなみに、センレック自身は、上のどれにも当てはまらない。 そんな壊れた人間が、バンコクに存在する「北朝鮮レストラン」に大集合した。 お馴染みのメンバー紹介! センレック赤血球: 宇宙代表。 磯ぜせり: 「ジャンル限定」国際ジャーナリスト。 名古屋: 名古屋代表。 「キムはやばいかなぁ、と思って」氏 (嫁が絶対安静状態なのに、北朝鮮レストランを 「ソン」と偽った韓国名でブッキングした男。) 「天才少年」氏 (今回最年長なのに、中学生くらいにしか見えない人物。) 「誠実な熊」氏 (若干20歳代中盤なのに、おっさんにしか見えない人物。) さて、M78星雲よりも遠いとされる北朝鮮。 そんな国の「レストラン」が、バンコクにある! しかも、「喜び組」が常時在駐しており、 ウワサの、ハイクオリティーなショー!を見せてくれる。 らしい。。。 期待で胸の高鳴りを抑えつつ、ペッブリー通りを直進する。 建ち並ぶソープランドを脇目に、それぞれ、思い思いの事を 密かに心に浮かべながら、 我々の乗るタクシーはその前を静かに通り過ぎてゆく。 そして、突如、右折! そして、すぐ正面に、派手な洋館が! 看板には「平壌」の文字が! 興奮でタクシーから降りた我々は、完全に落ち着きを失っている。 何故なら、チマチョゴリを着た「喜び組」の美女が ドアの前に立って客を迎えているのだ。 その美人たるや、そこらへんの美人ではない。 強引な国家権力で、国民全ての美女をチェックし、 最上級だけを平壌市内の宮殿に留め、それに継ぐ美人の猛者たちを、 国際的優位性を誇示するために送り込んできた、キレキレの美人集団なのだ。 洋館の雰囲気と、アジア感、そして美女、 これは子供の頃から頭の中で描いてきた竜宮城だ。 チマチョゴリは天女の羽衣! 我々は、唖然、かつ俄然燃え上がる熱情で、 もうほとんど飛び込むように入店! 我々は、「ソン」という名の予約で、席についた。 えらいぞ!「キムはやばいかなぁ、と思って」氏! 韓国名でブッキングした甲斐あって、ステージに一番近い! しばらくして、始まった喜び組のステージは、言わずもがな。 すばらしいものだった。 これは我々がテレビで見る流出映像の、あの、「キメ!」まくりのステージだ。 北朝鮮芸の奥は深い。 そんなステージが終わると、その美女たちが、 おビールのお酌や、お料理のサーブをしてくれるのだ。 タイ人スタッフも居るのだが、間抜けなタイ人ウエイトレスに、 一体誰が、間抜けなサービスを求めるだろうか? いや求めない。 タイ人スタッフが近づいてくると、 全員、露骨に「お前は来るな。シッシッ!」と言い放ち、 遠くにいる喜び組美人に、「ビールお願いしまーす。」とサインを送る。 そんな熱い一夜を過ごした。 さて、余談だが、そこの北朝鮮美人を一人捕まえて、 「指差し韓国語」の本を開いて、会話をした。 彼女は、磯ぜせり氏をおもむろに指差し、 その同じ指で「うそつき」という単語を指し示した。 そして、センレックを差し、 「かっこいい」「一緒に暮らす」を指し示した。 やはり北朝鮮は同じ地球の上にある国だと、思った。。。![]()
写真提供(磯ぜせり氏) やはり被写体が女のときの磯ぜせりの仕事は良い。
<バックナンバー>
第一号 接触事故
第二号 黄金魂(ゴールデン・ファンク)
第三号 プラチナム・プライドの葛藤
第四号 プールサイドの憂鬱
号外!!!
第五号 幾何学の虜
第六号 焼肉思索
第七号 検査結果
第八号 お掃除♪
第九号 足首骨折男
第十号 決壊と漏電の夜
第十一号 広い世界
第十二号 ベトナムの深さ
第十三号 刺身定食の高いほう
第十四号 モッツァレラ・チーズの後味
第十五号 失恋、そして旅立ち
第十六号 混血の興奮
第十七号 生態観察ゴリラ編
第十八号 求む!釈迦のメルアド
第十九号 恐竜よりも怖いもの
第二十号 カイジャオ十二指腸
第二十一号 タクシー選び
第二十二号:前立腺肥大と脱腸
第二十三号:失恋2 やっぱり失恋。。。
第二十四号:韓国式!ボードゲーム三昧の週末
第二十五号:おひねり
第二十六号:中華製知的老人
第二十七号:中国本土決戦
第二十八号:上海で死刑
第二十九号:打ち首獄門的勝利
第三十号:義足を枕に
第三十一号:モルヒネ過剰摂取ポンタリンとドーパミン過剰放出アリナミンの夜
第三十二号:放し飼い禁止和尚
第三十三号:全治2ヶ月氏、まだまだ完治の見込み無し
第三十四号: お花畑で授業♪
第三十五号: 冷蔵庫
第三十六号: ネタ探し、宇宙の旅 VOL.1
第三十七号: 白桃ちゃんと8番ラーメン
第三十八号: 失恋3 やはり撃沈。
第三十九号: ネタ探し、宇宙の旅 VOL.2
第四十号: 最後の青春
第四十一号: バンコク大学
第四十三号: ムーカタ
第四十四号: 大日本帝国教育の現場
第四十五号: バンコクでコスプレ
第四十六号: 三島由紀夫の就職活動
第四十七号: 金魚の覚醒
第四十八号: 悟り兄のギター
第四十九号: 就職
第五十号: 静止軌道上カラオケ店のランデヴー