新連載はナゾのペンネーム「センレック赤血球」がかく、
大きなタイトルで些細なことを描きます。
今回は「号外!」で報告された検査の結果です。
「第七号:検査結果」
臨時号外が出るほどに、宇宙ニュースのトップを飾った、
センレックの健康診断だったが、皆ご記憶だろうか?
検便と精液の検査の件でございました。
検査があれば次に 必ず報告がある。
興味無い?
いいです、一人で、勝手に報告します。
時は来たり。
バンコク名物の交通渋滞の時間帯ではなく、
しかも便意があり、
しかも病院に行く時があり、
病院で精液採取のため、遡って3日間射精をしていない、
という全ての条件を満たす時が。
(詳しくは「臨時号外」を読んでいただきたい)
意を決して大便をした。
明確な目的意識を持っての脱糞は生まれて初めてだ。
その目 的を達成するべく、ブツをすくって指定の容器の入れるのだが、
例のブツの浮き沈みが激しく思うようにすくえない。
作業難行の末、冷蔵庫からポッキーを2本出し、箸のように挟んで固定。
無事任務遂行だ。
ポッキーは半日流れずにトイレの底に残ることになるのだが、
今はそんなことは重要 では無い。
一分一秒を争う時だ、ポッキーはそのままに、タクシーに飛び乗った。
事情を理解してくれたドライバーは
凄い勢いで病院のエントランスにタクシーを放り込んだ。
何故なら「3時間以内のフレッシュな糞」を医者から要求されていたからだ。
大勢の待合室のレセプションで大声で
「○○○さん、検便は?」と聞かれるハプニングに見舞われたが
おおむね「検便」に関しては問題無くクリアーだ。
検査結果なぞ、もうどうでもいいのである。
「糞を3時間以内に彼女に手渡した」という達成感に大きく安堵したのだった。
そして次は、今回のメイン・ディッシュでもある「精液採取」だ。
厳密には、検査される側だが、気持ちは逆に審査する側だ。
正式機関である、「病院」が、
いわゆるタブー領域である「自慰行為」を遂行させる為に、
どういう環境をそろえているか?
そこが、今回の審査ポイントだ。
自分の検査結果よりも、
こっちの審査員としての任務に燃えてボクは今回やってきたのだ。
前回、
「はい。毎日沢山の方がここの病院で、精液を。。。」を
連発した看護婦に連れられ、
当病院の最上階、VIPルームにチェック・インした。
ホテルと同じ作りだ。
ここのフロアーは入院患者用なのだろう。
バスケットにはDVDがどさりと入っている!
3日間射精をガマンしているボクは
もうこのDVDの山を見るだけで「採取」できるだろうと思うのだが、
気持ちを落ち着けてひとまず深呼吸だ。
その前にどうやって再生するのか?をクールに事務的に質問。
看護婦もクールに事務的に手順の説明。
そして事務的な空気とは裏腹に、
怒号をあげる大きなバットと
赤くひっくり返った小さなキャッチャー・ミットとの
ハードなプレイが画面に現われる。。。
「っとまぁ、こういった感じで再生できます。」
「あ、ありがとうございます。」
「それでは、今日中には出て来てください。」
「あ、はい、一泊は長すぎますよね。」
「あ、それと、重要なのですが、
容器の端っこで最後の一滴とかをしごかないでください。」
「え?どういう意味ですか?」
「容器にはどこもタッチさせないでください、ばい菌が付着しますんで。」
「っということは、先端と容器の関係はかなり気を使わないとダメですね。」
「そうですね。こういうふうにすると比較的狙いを外さずに、、、
そう、そうやって、はい、あ、そこ違います、そう。もうちょっと下。。。」
「なるほど、こういうふうに、ですね。」
「はい、で、終わりましたら、すみやかに部屋から出てきてください。」
「はい、つまり余韻は楽しめないのですね。」
「そういうことになります。ではごゆっくり。」
「あ、はい、では、ゆっくりさせていただきます。」
と、ベルトをくつろげる、バンコクの午後だった。
以上、今回、「検査結果」までご報告できなかったので、
折りを見て「待望の検査結果の号」をお送りしたい。
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第一号 接触事故