活動報告 |
| 坊主と行くラオス・ルアンバパン |
藤川さんより
ラオスと言う国は、ネーパルなどと同じ
大陸の中央部に位置する国です。
山に囲まれた、これと言って資源もない国です。
産業を興すにしても原材料の輸入から、
製品の輸出まで全てタイ国内を通り、
タイの港を使用しなければなりません。
ネパールがインドに喉元を抑えられ、
何かにつけインドの顔色を伺わなければ、
日常生活をも維持出来ないように、
ラオスもタイ顔色をの見て頼らなければ、
経済が成り立たちません。
その昔、タイ以上に発展していた国だったそうですが、
現在は経済的にだけ言えば、
タイの1/3以下の規模で世界最貧国の一つ、と言われています。
150年ほど前にフランス、タイ、イギリスの3国が、
ラオスの意向を無視して現在の国境線決めたとき、
当時のラオス国民の1/3以上がタイ領内にとり残されたそうです。
こんな国なので、フランスはラオスを植民地としたものの、
何の産業も興さずもっぱら避暑地と利用していたようす。
それだけに古い昔のたたずまいが、
現在まで手付かずに多く残された国で、
首都ヴィエンチャンは『これでも一国の首都か』と驚くほど、
何も見るべきものはありませんが、
ルアンバパンは町中(街と呼べる規模でなくあくまで町です)が
世界遺産に指定され
た古い都で、訪れるものに安らぎと言うか『何かホッと』するものを
あたえてくれます。
私などは山国京都生まれの京都育ちのためか、
四方を山に囲まれた古い都ルアンバパンの寺を
めぐって歩いていると、幼い頃の良き京都の町を思いだし、
ビルが建ち並んだ今の京都へ帰るより、ルアンバパンの方が、
自分の本当の故郷へ帰ったような気がし嬉しくなります。
先日もルアンバパンからの帰りの足で寺に寄ったと言う
若者の話では、
『行くたびに、町中が観光化してきたというか、
地元の人達が観光客ずれし
てきて、だんだん昔の良さが失われていくようで寂しい。
行くなら少しでも早く行ったほうが良い。
このままだとあと何年もしない間に、
ただの観光地になってしまうのでは』と言っていました。