これは、11月12日に行われた
ロングステイの会での講演用の原稿です


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 皆さんはタイの祝日、タイ人として国を挙げて祝う日が年に何日あるか、
 ご存知でしょうか?
また、タイの人々と喜びを共有しようと、
一度でもその行事に参加された経験はおありでしょうか?
 90%のタイ人が信じているという仏教に関係するものだけでも、
大きな行事が年に5回あります。

・2月の満月の日に行われる万仏節(Wan maakhabuuchaa)
・5月の満月の日に行われる仏誕節(Wan wisaakhabuchaa)
・7月の満月の日に行われる三宝節(Wan aasaalahabuuchaa)
・その明くる日に行われる入安居(Wan khaw pahansaa)
・祝日には指定されていませんが、10月の満月の日に行われる出安居(Wan ook pansaa)

そしてその他にも、4月のソンクラーン最終日の夕方に国中のお寺で行われる、
仏像と比丘への水かけ行事。
そして毎月、満月から満月の30日間を8日目、15日目、23日目、30日目の
4つに分けて行われる、仏教徒の休息日ワンプラなど・・・。
私は出家して11年になりますが、昼間は日本人観光客で賑合う
ワットアルン(暁の寺)、ワットポー(大涅槃仏で有名な寺)、
それに日本人納骨堂があるワットリアップでさえ、
これらの国民的行事に参加した日本人がいたという話を聞いたことがありません。
ロングスティの地としてタイを選んだ理由の一つに
『日本と同じ仏教国だから』と挙げる人ですら、
『観光目的以外でお寺を訪れたことは一度もない』という始末なのです。

私は、たとえ信じる宗教が違っても、その国の人々の習慣や伝統を尊重して、
積極的にお祭りや行事に参加することによって、
地域住民とのコミュニケーションの輪が広がり、
より有意義なロングスティ生活が楽しめるのではないかと思います。
2月の万仏節や5月に行われる仏誕節、
7月の三宝節は、比丘と信者さんが一団となり、
火を灯したローソクと線香とお花を両手に持って、
満月の明かりに光々と照らされた本堂の周りを3度回ります。
言葉では言い尽くせないほど幻想的なタイ独特の風物詩で、
仏教徒でなくとも参加する価値は充分あると思います。

 はっきり言います。
『物価が安いから、気候がよいから、年金だけで優雅な暮らしができるから』という
甘い考えだけで、タイでロングスティするのは止めて下さい。
一人一人にお聞きすると『何か生きる目的を持ちたくて』『生きがいを求めて』
このタイへ来たとおっしゃるかと思いますが、
甘い夢に溺れず、せっかくタイに住むご縁を頂いたのだから、
日本人社会にばかり閉じこもらないで
『タイをもっと知って理解しよう。タイの習慣や伝統を学ぼう』と努力し、
積極的にタイ社会へ飛び込んで下さい。

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