活動報告 |
| タイ・瞑想ツアー |
実践的ヴィパッサナー瞑想
マハーシ瞑想センター(ミャンマー・ヤンゴン)
【これは、ミャンマーのヤンゴンに在る、『マハーシ・ヴィッパサナー瞑想センター』の
創設者・マハーシ大長老(故人)が、在家の瞑想修行希望者に書かれた
『瞑想入門書』の日本語版を追加及び訂正し、手を入れさせて頂いたものです。(藤川)】
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
(3)
瞑想中に感じる感覚についてはすべて確認(サティ)を行います。
確認(サティ)した後、またお腹の『ふくらみ』『縮み』の確認(サティ)に戻ります。
そのように続けている間に、もし横になりたいと思ったら、
横になる腕や足の動きを確認(サティ)してください。
腕を上げるとき、動かすとき、横になって肘を床につけるとき、
また身体を揺らす、足を延ばすなど、ゆっくり準備し、横になるまでの、
これらのすべての動きを確認(サティ)するべきです。
瞑想者がこのようにして横になるとき、確認(サティ)することが重要なことです。
この動きの連続を確認(サティ)することによって、
瞑想者は『道』の智慧と『果』の智慧という特別な智慧を得ることができます。
集中と洞察が強くなると、この特別の智慧があらゆる瞬間に現れてきます。
『腕を曲げる』『伸ばす』ということを、ひとつひとつ確認(サティ)し続けて、
アーナンダ尊者は阿羅漢になりました。
アーナンダ尊者は大変熱心に精進して、第一回目の結集会議の前夜、
阿羅漢果に達しました、彼は一晩中、身体の動きを確認(サティ)する
ヴィパッサナー瞑想を実践しました。
左右の足のステップを確認(サティ)し、
足を『上げる』『運ぶ』『降ろす』を確認(サティ)し、
『上げたい』『運びたい』『降ろしたい』と言う意図と、
足の動きを確認(サティ)し続けました。
彼は非常に多く歩く瞑想を行い、さらに集中のバランスをもとるために、
横になる姿勢をとるため寝室に入り、彼は寝椅子に横たわりました。
そして『横たわる、横たわる』と確認(サティ)しているうちに阿羅漢に達したのです。
そのときアーナンダ尊者は余流果と言う悟りの第一段階に達していただけでしたが、
続けて瞑想をし、一来果という第二段階の悟りにたどりつき、
不還果という第三段階の悟りを経て、そして最高の悟りの段階『阿羅漢』に到達しました。
これら三つの高度な段階を、わずかの間に超えていったのです。
アーナンダ尊者の例を考えて見て下さい。
このような到達は、いかなる瞬間にもくる可能性がありますし、
必ず長い期間を必要とするわけではありません。
ですから瞑想者は常に励んで確認(サティ)を続けて下さい。
何度も述べてきたように、すべての腕や足の動き、
横たわる、姿勢を整える、といったすべての動きを、
注意深く際限なく確認(サティ)してください。
それから、お腹の『ふくらみ』『縮み』の確認(サティ)に戻って下さい。
例え瞑想者が眠る時間になっても、直ぐ眠らずに、
眠っていく様子を確認(サティ)して下さい。
眠りに落ちるまで注意深く確認(サティ)して下さい。
目を閉じるときも『閉じる、閉じる』と、
眠気を感じたら『眠気、眠気』と確認(サティ)しながら眠りに入って下さい。
眠りに落ちるのは難しいことではありません。事実やさしいことです。
横たわりながら瞑想すれば、次第にうとうとし、速やかに眠りに落ちます。
横たわる瞑想をしながらも、再びお腹の『ふくらみ』『縮み』の確認(サティ)に戻って下さい。
そうすることによって、速やかに眠りに入れます。
しかし、初心者は横たわる瞑想を多くするべきではありません。
むしろ、座る瞑想、歩く瞑想をより多くして下さい。
上達し成長したなら、横たわる姿勢をとって、
お腹の『ふくらみ』『縮み』を確認(サティ)してください。
眠る時間は、瞑想者の休息のときです。
本当にまじめな瞑想者の睡眠時間は約4時間で充分です。
それは睡眠の時として、ブッダが許された時間です。
とはいえ、初心者には充分でなく、6時間が健康的です。
瞑想者は目覚めたら再び確認(サティ)をはじめます。
起きた状態を『目覚めている、目覚めている』と確認(サティ)して下さい。
瞑想者は『道と果』の智慧に達するように決心する必要があります。
そしてただ眠るだけでなく、瞑想の努力のための休息をとるべきです。
それ以外の起きている時間は、休みなしに確認(サティ)を続けます。
![]()