ボウズからみたセックスの話


出家前の私もそうだったので、あまり偉そうな口をきける身ではないが
日本人男性にとって、このタイは相変わらず『買春天国』だそうだ。
「売春は人類の有史以前の時代から行った最初の商取引」と言われるぐらいで
もちろんブッダの時代のお経にも遊女が出てくるくらいだから、
おそらく人類の歴史が始まってから現在まで売春のない国はなかっただろう

ブッダは『おのが妻に満足せず、遊女に交わり、他人の妻に交わる・・・
これは破滅の門である』(経集より)と説いておられる。

男が女を性の欲望を満たす道具としてだけにとりあつかうときは、
性欲のかたまりとして行動しているだけで、人間として行動しているのではない。
人間が人間らしく、性の欲望を実現するためには、
互いに相手に対する信頼と尊敬に基づいた関係でなければならない。
『他人を自分の欲望を満たす道具として取り扱ってはいけない』とカントも言っている。
タイ人の若い男性に聞くところによると、女を買うことを目的にタイ旅行にくる
日本人男性は相変わらず後を絶たないようだが、
最近は『男を買いにタイへ遊びに来る日本人女性』も増えたとか。
昔のように「男の甲斐性」なんて言えない時代になったものや。

坊主だからといってセックスをするな!とは言えへん。
ただし、相手を道具として自分の欲望を処理するだけのセックスを追い求めても
いつまでたっても満足することはない。

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